vs ハンブルガーSV

キャプテン翼2 vs ハンブルガーSV

 

ちょっ・・・・・・​

あっはっはっはっはwwwwww

これはひどい

変な笑いが出た。

若林くんが強すぎる。
今までの戦い方が全く通用しない。
現時点最強の技、ドライブオーバーヘッドがキャッチされる。
​もうどうにもならない。

そして仕事師カルツのハリネズミドリブルで吹っ飛ばされる。
メッツァがライン際に貼り付いているカペロマンにトップスピンパス。
​そこから容赦なくサイドワインダー。

​防ぐ手段がない。
​詰んだ。

若林を突破した大チャンスのドライブオーバーヘッドが、まさかのボール破裂連発。
​貴重な大量ガッツが無駄になり、相手ゴールキックからの再開。

カペロマンのサイドワインダーが止められない。
​ノーマークのライン際にべったり、そこから何本も決めてくる。
コーナーキックでも決めてくる。
​フリーキックでも決めてくる。

もう、打つ手なし・・・

【緊急会議】ハンブルガーSV対策 
①ドライブオーバーヘッドはハイリスクのため、打たない。翼のヒールリフトのみで突撃する。 
②カルツのハリネズミドリブルはどうせ吹っ飛ばされるから、止めない。
③メッツァをとにかく避ける。
​④カペロマンはどうにもならないので無視。

説明しよう。
①が根幹となる戦法だ。ドライブオーバーヘッドは320もガッツを消費するため、決まらなかった時のリスクが高すぎる。
だったら、90で使用できるドリブル技「ヒールリフト」で若林くんを抜く作戦だ。

抜ければカラッポのゴールにシュート、失敗すればこぼれ球になるか、キャッチされる。

こぼれ球になる、実はこれも成功だ。
こぼれ球は若林が飛び出してヒールリフトをはじいた結果だ。
つまり、こぼれたボールをPA内で俺たちがフォローすれば、若林が離れたカラッポのゴールにシュートをねじ込むことができる。
これはノーマルシュートで十分だ。一方、ヒールリフトをキャッチされたら、諦めるしかない。

②については、カルツがキープするボールを奪おうものなら、ハリネズミドリブルで高確率で吹っ飛ばされる。
​吹っ飛ばされると、ガッツを消費し、しばらく硬直状態になって立て直しが難しくなるから、奪わない。カルツが手放すまで、何もせず待ってる。

③のメッツァはカペロマンにパスしたがるから、メッツァにボールが渡らないように、極力メッツァから離れたところで戦う。
ちなみに現時点でトップスピンパスは翼でもカットできない。

④のカペロマンの強力シュートサイドワインダーは、諦める。

これらの今までとは全く異なる戦い方を続けた結果、6度目の戦いでようやくハンブルガーSVを撃破!!!
​後半戦ロスタイムに、翼がヒールリフトで若林を抜いたときは涙が出たよ。
​やった…!ついにやったんだ!!!

でも次の全日本戦に負けて、あっさり戻らされる。

​あと何回サイドワインダー食らえばいいんでしょうか。

もちろん、負けた回数だけレベルアップを重ねているから、試合がどんどん易しくなる。戦略以前に力差が埋まってくる。
そして、10度目の戦いでは、若林に対してバビントンとジウが決めているが、これはヒールリフトによるこぼれ球をすかさずねじ込んだ得点だ。
ヒールリフト戦法がうまくいった証拠だ。

10度目の戦いが激熱だった…
延長戦後半ロスタイムで翼がヒールリフトを決めて、勝利確定かと思いきや、ラスト数秒でハンブルグの怒涛の攻めでまさかのPK戦突入。
しかもサドンデスまでもつれ込み、6-5の辛勝。
これはもう最終回でも良いくらいの展開だった……!!!​

そしてまた全日本戦で負けて、戻らされる。

もう笑うしかないよね。

でもさ、こんなに戦ってると…
ハンブルグとの日々が…楽しくなってきてさ。
たぶん2次会に付き合えるくらいまで仲良くなってるよ。

11度目の戦いのあたりから…
カペロマンのサイドワインダーを、とめられるようになってきて。
 
嬉しかった!
…けど、なんだろう、この心に空いた穴は…

​あんなに大きかった親父の背中が…みたいな。

でも12回はやりすぎw

 

とんでもなく強かった・・・
若林くんの在籍するドイツの名門、ハンブルガーSV。
伝えたいことはサンパウロFCの面々が全て語ってくれました。

本来、ジャパンカップの難所は次の全日本戦です。
おそらく、このハンブルグ戦はこんなに苦戦を強いられる場面ではないのかと思います。

しかし、今までの戦法と極めて相性が悪かったのか、「詰み」を確信しました。

なんといっても若林くんにシュートが通らない。
彼が必殺セーブ持ちならば、1対1で対峙して必殺を封じる手段があるのですが、彼の場合は必殺技頼みではなく、ナチュラルに強い。強すぎる。世界に誇るSGGKは伊達じゃなかった。

そしてカペロマン。
サイドワインダーを打たれたら最後、もうなすすべなし。メッツァがボールをキャッチした瞬間に、トップスピンパス→サイドワインダー→レナート届かないの一連の流れが瞬時に予測できます。

仕事してるカルツ。
ハリネズミドリブルは放置という、現実のサッカーではあるまじき愚行です。
しかしそこはファミコンAI、彼はMFなので一人でゴールまでひた走ることはありません。
ちょうどいいタイミングで仲間にパスします。
まあ、ここでカペロマンにパスされたら、またサイドワインダー→レナート届かないの流れになりますが。

ハンブルガーSVは、攻め・組み立て・守りがしっかりしている素晴らしいチームです。
しかし、こんなに負け越していれば、サンパウロ勢のレベルもどんどん上がります。
若林くんにヒールリフトが決まりやすくなったとき、カルツからボールを奪ったとき、サイドワインダーをとめたとき…達成感と同時に虚無感が心に去来しました。
ああ、超えられないと思っていた壁を超えてしまったのだと。

12度目の戦いでは、8-5という圧勝。
ヒールリフト戦法が成功し、バチスタでも決められるくらいのレベルになりました。
最後なんて、レナートが向かってきたカルツを吹っ飛ばしてボール奪いましたから。
ハンブルガーSV、最高の好敵手だった・・・

ま、序盤は若林くんやカペロマンにブチ切れてましたけど。

 
【総評】​
キャプテン翼2 スーパーストライカー  完