マーガスくんに得点させたい

立花兄弟の顔グラを代用されてたのは伝説的

 

RONCの理解を深めるため、敵AIの動きなどを観察していたときに、そういえば王者ドイツのFW・マーガスのゴールって見たことないなと思い出しました。
テクモ版では製作サイドからかわいそうな扱いを受けてきたことは有名です。そんな雪辱を晴らすべく、RONCで生まれ変わった彼の華麗なるゴールシーンを見たい!
そう決意し、決勝戦の全日本vsドイツでマーガス得点のお膳立てしてみることにしました。果たして彼の勇姿は拝めるのか?

 

サッカーでは珍しいポージングで始まります

まず全日本サイド、基本的にボールは手放しです。その時点でお膳立てにも程があるクソ試合ですが、普通にプレイしたら途方もないので許して頂きたい。
とにかくマーガスくんに積極的にボールを奪ってもらいます。

さあどんどんGKのガッツを削るのだ

彼の持っている「バスターシュート」では、体力いっぱいの若林くんをはじくことは困難です。そのため、ちくちく若林くんのガッツを削るしかありません。ファミコン時代の戦法で挑むマーガスくん。

隅のボールもかかさず

あっ

ちょっと待て

おいおい

おいおいおい

ちがーう

シュナイダー 1ゴール
削り攻撃を重ね、若林くんが瀕死状態になったところ、ここぞとばかりにハイファイヤーを決めるシュナイダー氏。ワカバヤシにトドメを刺すのはおれさと言わんばかりの活躍です。
そのせいで若林くんのガッツが回復してしまったので、またちくちく戦法のやり直しです。

ようやく若林のガッツが少なくなってきた

ん?マーガスくんどこへ?

マーガスじゃなくてマックス

キックゲージを表示させるマックス

えっ

なあ~~~~

おまえかーい

マックス 1ゴール
またしても、瀕死若林への一撃を奪われてしまいました。今度はまさかのマックスくん。モブです。
仕切り直しです。お膳立てリスタート。

とったぞ(ぼっ立ち)

いけえっ!

まあ、そうなるよね

やはりガッツ残量多めの若林くん相手には決まりません。プレイヤー操作でしたら、GK引き寄せてカラッポゴールにシュートというテクニックも使えるのですが。しかしそれはちがう、敵のマーガスくんのゴールが見たいのです。
さあ、また削り作業を始めるぞ。

あれっ、7番…

あっ

ちがーーう

ハイネ 1ゴール
今度は妖精ハイネくんの得点。そろいもそろって、マーガスくんが地道に若林くんのガッツを削ったところ、おいしい部分だけかっさらっていきます。
そんな削り役の彼のゴールが見たいんだ。リスタート!

チャンス到来!

ん?

あっ

あっっ

なにしてん…

シュナイダー 2ゴール
チャンス!とばかりに皇帝が瞬間でキックゲージを溜め、渾身のハイファイヤーを打ちます。どんな試合でも本気です。ゲルマン魂は伊達ではない。しかしちょっと今回は控えていただきたいのだが。
そして抑えられないのはこの人だけではなかった。

触発されて調子に乗るこの人

おーーっと

ハイネくんに2ゴールを上げられるところでしたが、次藤くんが渾身のブロック。今作の次藤くん、本当に頼りになります。
さあ、依然としてガッツわずかな若林くん目指していざ!!

いざ!!

おいっ

もーなにやってんの~~

マーガスくん、まさかのシュートタイミング失って若林くんにドリブルで突っ込んでしまい、足下から奪われる始末。これはいただけませんね。
そして前半終了も迫ってきたラストスパート!

タックルを仕掛ける

いいタイミング!

いっけえ~~~

ついに…

ダンケシェン!!!

マーガス 1ゴール
ということで、ようやく1点取れました。「ゴールは気分がいいぜ!」という彼のセリフがレア感あって良いですね。
この直後の会話で、相棒シェスターが激励し、すかさずハイネくんが皮肉を言うのですが、このやりとりとても面白いので、ぜひプレイしてみてください。

彼のゴールは見られたのものの…
お膳立て試合をして如実に伝わったのは、やはりSシュートでないと得点は難しいということ。
シュナイダーやハイネが容易にゴールできるのは、このハイファイヤーとヘブンリーシュートのおかげです。
…ということくらいは、通常プレイしていても分かると思いますが、もう少し細かく分析すると、いかに必殺シュートを早く出せるかという点にあります。

シュナイダー&ハイネとマーガスの明暗を分けたのは、必殺シュート確定の早さ。本作はテクモ版とちがって、ガッツ(正しくはスピリットゲージ)は常に回復するので、出し惜しみする必要はなく、決定的なタイミングで何度も打ちこむことが重要です。
その必殺シュートを決めるのはキックゲージで、このキックゲージを早く溜めるところがポイントです。もちろん増加速度上昇のスキルをつけるのも良いですが、それよりもゾーン発動による速度増加の方が圧倒的に早いです。

今回のお膳立て試合、実はマーガスに独走させていたことで、彼はゾーン発動ができず、キックゲージを溜めきる前にガッツを消耗しきってしまうorドリブル持て余して若林くんに突っ込んでしまうという事態になっていました。
一方、マークしていたシュナイダー&ハイネについては、まわりに敵が多いことからゾーン発動の機会が多く、キックゲージを効率的に溜められました。

まさに、マーガスくんのための試合のつもりが、実はシュナイダー&ハイネにとって気持ちの良い試合になっていたということです。

今回の調査から考えるに、こんな戦い方も良いのではないでしょうか。
・オフェンス時、ゾーン発動要因として、PA付近の敵を2人確保しておく。すぐに蹴散らさない
・ディフェンス時、敵ゾーン発動をさけるために、あえてボール保持者をフリーにする(敵ガッツとのバランスを見ながら)

また、キックゲージの上昇速度を上げるスキルとして、マーガスの保持する「ゴールゲッター」ですが、「”少し”上昇する」ものなので、個人的にはそこまでの恩恵を感じません。
それよりも滝くんから教えてもらえる「ライン際の達人」は、ライン際にいるとその速度の上がり具合を体感できるので、こちらはストライカーに持たせると良いと思います。あわせて来生くんの「点取り屋」も強力です。
他、追加DLCスキルで「全力チャージ」もありますが、Vゾーンゲージを代償にするので判断が難しいところです。
試合中はがむしゃらに戦ってしまいがちですが、それを考慮したうえでスキル編成してみるのも楽しみのひとつですね。

今回は王者ドイツの生粋のFWマーガスに注目しましたが、もっとも彼の主戦場となる空中は、正直RONCではあまり出番がないので、テクモ版に引き続きやはり不遇だったのか…
次回作があれば、空中戦の出番の強化をお願いしたいですね。今作よりも手軽に空中戦に持って行ければベストです。

※キャプチャ画像は、上手く撮れなかった部分をリテイクしたものもあるので、点数が矛盾する箇所があります。ご容赦下さい。